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月別アーカイブ: 2025年3月

第10回牧場雑学講座

皆さんこんにちは!

鷲頭牧場、更新担当の中西です。

 

本日は第10回牧場雑学講座!

今回は、人気の部位と特徴についてです。

 

牛肉と一口に言っても、部位によって食感や味わいがまったく違います。焼肉やステーキを食べるとき、「どの部位を選ぶか」で満足度が大きく変わるほど、それぞれに個性的な味と特徴があります。

しかし、「どの部位がどんな味なのかよく分からない…」という人も多いのではないでしょうか?そこで今回は、牛肉の人気部位を詳しく紹介しながら、それぞれの特徴やおすすめの食べ方を深掘りしていきます!


1. 牛肉の王道部位(ステーキ・焼肉向き)

① サーロイン——最高級ステーキの代名詞

サーロインは、牛の背中側にある部位で、「牛肉の王様」とも呼ばれます。

特徴

  • きめ細かい肉質と、ほどよい霜降りが入る。
  • 柔らかく、噛むと口の中で肉汁が広がる。
  • 「サーロイン」という名前は、イギリス国王がこの部位を気に入り、「Sir(ナイト爵位)」の称号を与えたことが由来。

おすすめの食べ方

  • ステーキ(塩・コショウだけで焼くのが王道)
  • ローストビーフ(しっとりした食感が楽しめる)

ステーキで焼く場合、焼きすぎると脂が溶けすぎてパサつくので、ミディアムレアくらいがおすすめ!

② ヒレ(フィレ)——圧倒的に柔らかい高級部位

ヒレは、牛の腰の内側にある、運動量の少ない筋肉のため、とても柔らかい肉質が特徴です。

特徴

  • 赤身が中心で脂肪が少ない。
  • 牛肉の中で最も柔らかく、ナイフを入れるとスッと切れる
  • 1頭から少量しか取れないため、希少価値が高い。

おすすめの食べ方

  • ヒレステーキ(厚切りで焼くと極上の食感!)
  • ビーフカツ(脂が少ないので、サクッとした衣と相性抜群)

ヒレの中でも特に柔らかい部分は「シャトーブリアン」と呼ばれ、超高級部位として扱われています。

③ リブロース——サシが入りやすく、ジューシーな味わい

リブロースは、肩から背中にかけての部位で、サーロインに次ぐ高級部位

特徴

  • サシ(脂肪交雑)が入りやすく、とてもジューシー。
  • 肉の甘みとコクがあり、濃厚な味わい。
  • しゃぶしゃぶやすき焼きにも使われる。

おすすめの食べ方

  • ステーキ(脂の甘みを活かすため、シンプルな味付けがベスト)
  • すき焼き(甘辛い割り下との相性が抜群!)

リブロースは、脂の旨味が楽しめる部位なので、赤身好きの人にはやや重く感じるかも。そんなときは、軽めのソースやポン酢で食べるとさっぱりします!


2. 赤身好きにおすすめの部位

④ モモ(ランプ・イチボ)——ヘルシーで旨味の強い部位

モモ肉は、牛の後ろ足の筋肉で、赤身の美味しさをしっかり味わえる部位です。

特徴

  • 脂肪が少なく、しっかりとした肉質。
  • ランプ(モモの上部)は、柔らかさと旨味のバランスが良い。
  • イチボ(モモの下部)は、霜降りが入りやすく、濃厚な味わい。

おすすめの食べ方

  • ローストビーフ(低温でじっくり火を入れると、しっとり仕上がる)
  • 焼肉(薄切り)(赤身の旨味がダイレクトに味わえる)

霜降りよりも赤身の旨味が好き!」という人にピッタリの部位。適度な歯ごたえがあり、噛むほどに美味しいです。


3. 焼肉で人気の希少部位

⑤ ミスジ——柔らかく、とろけるような食感

ミスジは、肩の部分にある希少部位で、1頭からわずかしか取れません。

特徴

  • 柔らかさと適度な脂のバランスが絶妙。
  • 口に入れた瞬間にとろける食感。
  • 「霜降りが好きだけど、しつこい脂は苦手…」という人におすすめ。

おすすめの食べ方

  • 焼肉(軽く炙るだけでOK)
  • タタキ(表面を焼いて、ワサビ醤油で食べると最高)

焼きすぎると硬くなるので、サッと焼くのがポイント!

⑥ ハラミ——焼肉の定番!濃厚な赤身の旨味

ハラミは、横隔膜の筋肉で、見た目は赤身ですが、実は「ホルモン」に分類される部位。

特徴

  • 赤身のような味わいだが、柔らかくジューシー。
  • 噛むほどに肉の旨味が口の中に広がる。
  • 脂が少ないため、たくさん食べても胃もたれしにくい。

おすすめの食べ方

  • 焼肉(濃いめのタレがよく合う)
  • 塩焼き(レモンやワサビと一緒に食べるとさっぱり)

ハラミは、焼肉屋でも大人気の部位で、赤身派にも脂好きにも好まれる万能肉です!


4. まとめ——部位ごとの魅力を知って、牛肉をもっと楽しもう!

牛肉には、それぞれの部位に独自の特徴があり、選び方次第でまったく違った食感や味わいを楽しめるのが魅力です。

霜降り好きなら、サーロイン・リブロース・ミスジ
柔らかい赤身なら、ヒレ・ハラミ
肉の旨味を楽しむなら、モモ(ランプ・イチボ)

焼肉やステーキを食べるときは、「どの部位を選ぶか?」を意識すると、より美味しく楽しめるはずです!

 

鷲頭牧場では、畜産をもとにした加工や販売も行う6次産業型の牧場を運営しています!
私たちの牧場は、九州の「屋根」とも呼ばれるくじゅう連山のふもと、標高1000mの飯田高原にあります。ここで育てた安全で安心な食材を、農家レストランで直接みなさんにお届けしています。

広々とした自然いっぱいの牧場で、四季の移り変わりを楽しみながら、かわいい子牛や山羊、馬、猫たちがみなさんをお待ちしています!雄大な景色と元気いっぱいの動物たちの笑顔に、どうぞ癒されてくださいね。

お問い合わせはこちらから!

第9回牧場雑学講座

皆さんこんにちは!

鷲頭牧場、更新担当の中西です。

 

本日は第9回牧場雑学講座!

今回は、個体毎の質についてです。

 

牛肉は、その柔らかさ、脂の入り方、風味の深さなどによって評価されます。一般的に「ブランド牛」や「A5ランク」といった言葉が注目されがちですが、実は同じ品種・同じ飼育環境で育った牛でも、一頭ごとに肉の質感は異なります

なぜ牛によって肉の質感が違うのか?その秘密は、品種・育成環境・餌・ストレス・個体差といった複数の要素にあります。本記事では、食用牛の育成と肉質の関係について深掘りし、一頭ごとの違いが生まれる理由を詳しく解説していきます。


1. 肉の質感を決める3つの要素

牛肉の「質感」は、主に柔らかさ・脂の質・赤身の風味の3つの要素で決まります。

① 柔らかさ(食感)

  • 筋繊維の細さが影響する(細いほど柔らかい)。
  • **脂肪の入り方(サシ)**によって、口どけが変わる。
  • 運動量が多い部位(スネ・モモ)は筋繊維が発達し、硬めの食感に。

② 脂の質(霜降りの入り方・口溶け)

  • 脂肪の融点(溶ける温度)が低いと口溶けが良く、なめらかな食感に。
  • 牛の品種・餌の内容によって脂の質が変わる。
  • 黒毛和牛は融点が低く、脂が甘くてまろやか。

③ 赤身の風味(肉の旨味・ジューシーさ)

  • 筋肉中のミオグロビン量が多いほど、濃厚な風味になる。
  • 運動量が多いと赤身のコクが増すが、肉質は硬めに。
  • 穀物肥育の牛はまろやか、牧草肥育の牛は風味が強くなる。

同じ牧場で育てられた牛でも、これらの要素が微妙に異なるため、一頭ごとに異なる肉質になるのです。


2. 個体ごとに肉の質感が異なる理由

① 品種の違い

牛の品種によって、筋肉の付き方や脂の質が大きく異なります。

  • 黒毛和牛(日本の高級和牛)

    • 筋繊維が細かく、柔らかい肉質。
    • 霜降り(サシ)が入りやすく、脂の質が良い。
    • 甘みのある脂と、なめらかな舌触りが特徴。
  • ホルスタイン(乳牛の雄牛)

    • 筋肉質で、赤身がしっかりしている。
    • 霜降りは少なめで、赤身の旨味が強い。
    • しっかりとした歯ごたえがあり、焼肉やステーキ向き。
  • アンガス牛(アメリカやオーストラリア産)

    • 赤身と脂のバランスが良い。
    • 霜降りは控えめだが、ジューシーな食感。
    • 牧草肥育が多く、肉の風味がしっかりしている。

同じ育成環境でも、品種ごとの特性が肉質に大きく影響します。

② 飼育環境(運動量の違い)

牛が育つ環境によって、筋肉の発達具合や脂肪の付き方が変わります。

  • 広い牧場で放牧されて育った牛

    • 運動量が多いため、赤身が発達し、締まった肉質になる。
    • 霜降りは少なめで、赤身の風味が強い。
  • 狭い牛舎でストレスなく育った牛

    • 運動量が少ないため、柔らかく、霜降りが入りやすい。
    • 和牛は特にこの環境で育てられることが多い。

運動量の違いが、肉の締まり具合やサシの入り方に影響を与えます。

③ 餌(穀物 vs 牧草)

牛の餌は、肉質に大きな影響を与えます。

  • 穀物(トウモロコシ・大豆など)主体の肥育

    • 霜降りが入りやすく、まろやかな肉質に。
    • 脂の融点が低く、口どけが良い。
    • 和牛やアメリカの高級アンガス牛に多い。
  • 牧草主体の肥育(グラスフェッド)

    • 赤身が多く、肉の旨味が強い。
    • 霜降りは少なめで、筋肉が発達するため歯ごたえがある。
    • オーストラリアやニュージーランドの牛に多い。

同じ品種でも、餌の違いだけで肉の質感が大きく変わります。

④ 成長速度・肥育期間の違い

牛の肥育期間(何ヶ月間育てるか)によっても、肉質は変わります。

  • 短期間(18~24ヶ月)の肥育

    • 赤身が多く、霜降りは控えめ。
    • 引き締まった食感で、肉の風味が強い。
  • 長期間(30~36ヶ月)の肥育

    • 霜降りが増え、肉が柔らかくなる。
    • 和牛は長期肥育が一般的。

成長の仕方によって、肉の質感が大きく変わるのです。


3. 「同じ牛」でも部位によって質感が違う

牛の肉は、部位によっても食感が大きく異なります。

  • サーロイン・リブロース(背中側)

    • 霜降りが入りやすく、柔らかい。
    • 和牛の高級ステーキに最適。
  • ヒレ(腰の内側)

    • 最も柔らかい部位で、脂が少なめ。
    • 上品な味わいで、高級レストラン向き。
  • 肩ロース・ウデ(前足側)

    • ほどよい霜降りと、適度な歯ごたえが特徴。
    • すき焼きや焼肉に向いている。
  • モモ・スネ(後ろ足側)

    • 赤身が多く、しっかりした食感。
    • 煮込み料理(ビーフシチューなど)に最適。

一頭の牛の中でも、肉質のバリエーションが豊富なのが特徴です。


4. まとめ——牛ごとに異なる「肉の個性」を楽しむ

食用牛の肉質は、品種・育成環境・餌・肥育期間・部位の違いによって大きく変わります。

和牛は霜降りが多く、まろやかで柔らかい。
ホルスタインやアンガス牛は赤身がしっかりしている。
運動量が多いと締まった肉質、少ないと柔らかい肉質に。
穀物肥育は脂の質が良く、牧草肥育は赤身の旨味が強い。

「同じ品種の牛でも、個体ごとに肉の質感が違う」という奥深さを知ると、牛肉の楽しみ方がもっと広がります!

 

鷲頭牧場では、畜産をもとにした加工や販売も行う6次産業型の牧場を運営しています!
私たちの牧場は、九州の「屋根」とも呼ばれるくじゅう連山のふもと、標高1000mの飯田高原にあります。ここで育てた安全で安心な食材を、農家レストランで直接みなさんにお届けしています。

広々とした自然いっぱいの牧場で、四季の移り変わりを楽しみながら、かわいい子牛や山羊、馬、猫たちがみなさんをお待ちしています!雄大な景色と元気いっぱいの動物たちの笑顔に、どうぞ癒されてくださいね。

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